ここのところ中国の公船数隻と民間船200超隻が、尖閣水域に入り替わり立ち代わり入っている。新しい段階なのかと憶測。米国政府も監視している。これについて現状解釈と戦略を記述したい。

a)中国の意図
中国の意図は複数ある。
/稲田防衛大臣への揺さぶり:右寄りの稲田防衛大臣が就任、北朝鮮のミサイルには即時撃ち落としを命令。また終戦の靖国参拝が取りざたされているので、これへの揺さぶり。米国や外務大臣からは参拝しないように言われている。稲田大臣にとっては試練とも言える、逆に言えば中国は試そうとしている。
/日本の南沙諸島問題介入への揺さぶり:海事法の仲介裁判の敗訴判決を受けて日米はそれを受け入れるような立場。中国はフィリピンとの間の政治問題と心得ているようで、法律問題を政治的に解決しようとしている。法律と政治が一体化している。中国の苛立ちがでている。南沙問題から目を反らせようとの意図も感じられる。
/来たるべき米国政権への準備:オバマ大統領の任期は11月できれる。次期大統領がトランプだと日本の米軍を引き上げると言っている。こうなれば中国の思う壺で自由に勝手気ままに振舞える。そのために準備期間と捉える。しかしトランプでも果たしてそうなるか。日本はトランプ大統領の出現も視野の中に含めて準備をする必要がある。

b)民間船200超隻
数隻だと拿捕できるが、200超隻も集団でいると拿捕はできないという読みがある。一応彼らも考えている。船団に取り囲まれたらどうする。ならばこちらもその程度の船団をだせばよいが、どこの船が来ると言うのか。なかなか計算されている。民間船を航行不能にするような仕掛けを掛けたらどうか。鋼鉄の網でも掛けてスクリューが止まるような仕掛けとか。手段は色々とハイテクを駆使して考えられる。この際、紳士の対応はかなぐり捨てることが肝要。民間団体にやらせるという方法もあるだろう。

追記(2016年8月11日) 漁船が大型船と衝突
日本の海上保安庁の巡視船が11日朝、東シナ海で貨物船と衝突し漂流していた中国漁船の乗組員6人を救助。日本政府から連絡を受けた中国政府は「謝意」を示したという。海上保安庁は、漁船の乗組員でいまだ行方不明となっている8人を捜索している。
中国漁船は11日午前5時過ぎに、尖閣諸島の魚釣島から約65キロの沖合で、ギリシャ船籍の貨物船「アナンゲル・カレッジ」と衝突。海上保安庁は、貨物船からの遭難信号を受けて巡視船と航空機を現場に派遣した、と述べた。今月に入って尖閣諸島の周辺には約230隻の中国漁船と当局の船が現れており、9日には、日本の岸田文雄外相が中国船舶の退出を求めている。同海域にいたハズの中国公船は助けずに姿をけしたと言う。間接的にではあるが、やはりこの海域、中国にとっては他人様の海ということになる。そもそも200超隻の船を海域にだすから混雑して衝突するので、今後こんな無様は失態は繰り返すなと言いたい。

c)尖閣上陸?
EEZ領海内への侵入には、しかるべき処置をとると通達している。もしも上陸するようなら、日本は対抗的に上陸して常駐基地を建設する準備をする覚悟が必要。中国が上陸しても、そのまま外交的な措置にのみに終始していると、中国が尖閣に常駐するようになり、これでは尖閣はオシマイ。
また中国がEEZ外にレーダーを設置と言われているが、それなら同様なものをどうして日本は作れない。ガス田開発というが、同様な開発をどうして日本はできないのか。チンピラには同様の手法しか対抗手段がない。

相手も先手を打ってくるので、こちらも先手を打って対抗する必要がある。
2016.07.16 経験と科学
科学は自然科学と社会科学の双方を含む。科学の理論を構築する上で経験をすることの重要性は言を待たない。

a)経験=>科学
現代物理学は膨大な装置を備えた実験を重ねて、物理学を構築する。これも経験というか実験というかrealな世界との対話を通して理論構築を図る。
社会科学も同じか。同じと言えるだろう。普通の人は消費者であるから消費者としての経験がある。そうした感覚が消費の経済理論を構築する上で有用な情報を提供しえよう。消費は誰もが体験される。戦後、米国で消費関数論争があって、多くの経済学者が関与したが、それは誰もが消費を体験しているからだろう。
しかし生産場面ではどうか。こちらは誰もがという訳にはいかない。生産や在庫の決定、賃金率や価格の決定と言うと、誰もが体験できないし、また企業人と言えども、これらの全てに関与することもないだろう。経験が重要とはいえ、経験がないか経験不足の上に理論を構築することになる。
では財政や金融はどうか。財政の場面は日本では財務省、金融は日銀となる。こちらはもっと経験する人は限られる。それらの体験はできればできるに越したことはないが、財政や金融の学者ができる訳ではない。想像や書物から疑似体験をして理論を構築する。
ケインズが流動性選好説を創造したのは、体験と理論がベースになっているのは確か、一般理論の前に貨幣論を書いている。1905年ケンブリッジ大学を卒業(数学専攻)、貨幣に興味があったようで1915年大蔵省勤務、1923年に貨幣改革論、1930年に貨幣論を書いている。理論と経験を積んだようだ。1936年の一般理論に結実する。流動性選好に最大の貢献があるのかも知れない。凡人にはあんな理論は思いつかない。

b)経験デナイ科学
経験を積めば自動的に科学になるかと言えば、そうはならない。経験の集積を取捨選択して仮説が成立する。何を重要と考え、何を捨てるかは科学者のセンスや感性となる。
上で財務省や日銀の実務担当者がもっとも優秀な財政学者や金融論者になるかと言えば、そうとは言えない。

経験は重要だが、ただ単に無闇に経験を積んでもダメ。経験と理論には深い谷間がある。
都知事選はいま候補者選びで混戦中であるが、なかなか面白い展開を見せている。小泉元首相が、「男は度胸、女は愛嬌というが、今は違う」と言って、その通りの展開となった。

a)小池百合子
「女は度胸」を示したのが、小池さん。また候補者の内の紅一点。自民党を敵に回して大した「度胸」。カイロ大学卒というだけあって、このあたりから度胸が備わっている。
追記(2016年8月2日) 投票率が伸びた分、小池氏に有利に働いたことは確か。勝てることは確信していたようで、知事選後のことを考え、安倍批判はしていない。なかなか練れた政治家と言える。

b)宇都宮健児
今度で3回目。早々に立候補を決めていた。後の鳥越俊太郎に降りてくれと言われているが、降りるのは筋が通らないから、これが最後の機会と定めて立候補すべき。この際、敗れるのは承知で戦うべき。元々、都知事には向いていない人だが。出ると思っていたが、告示前日の13日になり出馬取り止め。

c)櫻井俊
櫻井パパなどと言われ、自身の前に装飾語が付く。これは親として耐え難いことだろうから辞退するのは当然。対応は正解とみるべき。

d)増田寛也
櫻井が辞退したため御鉢が回ってきた。自民公明の推薦が得られれば出ると事前に広言し、「男は度胸」という言葉を否定した人物。出るにはリスクを取って飛び降りる覚悟が必要。スカイツリーから飛びおりると言いながら、パラシュートを付けて飛び降りようとしている。小池はこれを聞いて、私はパラシュートなしで飛び降りると揶揄された。
追記(2016年8月2日) 相応の票を獲得したが、やはり都知事の顔ではない。敗戦の弁は潔かった。

e)石田純一
声を上げて、3日で降りた。家族の反対があったとか、何とか。そんなことは前から分かっている。腰の軽さは少しも変わらない。「不倫は文化」というレッテルを拭い去り、「元都知事選候補」に変えて欲しいという願望の現れだったか?それも失敗?顔を洗って出直しが必要だが、62歳では無理。野党一本化に拘っていたが、この言葉を聞くにつけ最初から出る予定はなかったとみるべきだろう。話題になりたかった。

e)古賀茂明
野党一本化に拘った。鳥越に席を譲り応援するとも言い、これでは当て馬だったのでは勘繰りたくなる。当て馬にしてはお粗末だった。

f)鳥越俊太郎
党の依頼を受けて立候補したのではないと強調しているが、それなら小池と同時期に声を上げるべき。女々しい。ジャーナリストは外野席からヤジを飛ばすのが任務。76歳になってジャーナリストの宿命に愛想がつきて、当事者になるべく立候補となったに違いない。経験もないし、若ければよいが、学習する力も弱いから上手くゆかないだろう。手を挙げて話題を提供することに意義があるから立候補はそれなりに意義があったと言うべきだろう。事前の参議院選で自民公明と野党の得票が拮抗していて、自民公明が小池と増田で割れるから、勝算があるという皮算用をしているが、そうはいかないだろう。野党の票が割れる可能性が高い。
追記(2016年8月2日) 勘違いをしていたようだ、東京都は左翼政権は無理。反安倍の旗を建てるなどとトンチンカンなことを言っていた。都民の心情を読み違えている。週刊文春や週刊新潮などから批判記事がでたが、全く事実無根でもなさそう。敗戦の弁は増田氏と同様潔かった。今後に生かすと言うが、今から何をしようというのか。

また候補ではないが党の対応もコメントしよう。
g)自民党
小池さんの対応に怒りをぶつけているが、元々、小池を独走させた関係者が無能。特に石原の責任は重い。小池に小馬鹿にされている。調整能力に欠ける。言っても拉致があかないと。
追記(2016年8月2日) 自民党でも安倍さんは小池が勝つと読んでいたようだ。増田には応援演説をせず、録画で応援したに過ぎない。小池都知事後のシナリオを描いていた。流石に岸の孫。

h)野党4党
右往左往している野党4党はみっともない。長島->石田->古賀->鳥越と迷走。決める元締が、民進党執行部なのか松原なのかもハッキリしなかった。
追記(2016年8月2日) 野党4党の皮算用は、直前の参議院選を参考にしていたこと自体、分析力に欠けた。この程度の分析力では国政は任せられないことを再認識した次第。岡田代表は9月の代表選には出ないようで、蓮舫が候補になっているそうな。増々凋落するだろう。残りの候補は何時も候補になっている細野、前原といったところか。

直近の参議院選挙が獲得票の予測に参考にされている感がある。東京都を含めて地方自治体の主張は保守系が多い。地方自治体は行政の現場であるから左翼ではできないだろう。過去、美濃部都知事や長洲神奈川県知事のような左翼的に首長が流行した時期があった。東京都知事選挙は国政とは異なる面がある。過去の選挙をふり返って、選挙の成り行きを占ってみよう。近時から過去4回をふり返えよう。
2014年
候補者名  年齢 所属党 新旧別 得票数  得票率 推薦・支持
舛添要一 65  無所属 新  2,112,979票 43.40% 公明、自民東京都連推薦
宇都宮健児 67 無所属 新  982,594票 20.18% 共産、社民、緑の党、
新社会党推薦
細川護熙  76  無所属 新  956,063票 19.64% 民主、生活の党、結いの党支援
田母神俊雄 65  無所属 新  610,865票 12.55% 維新政党・新風支持
宇都宮氏の獲得票の100万票に注意。民主共産で200万表はとれたが、細川効果であるだろう。
2012年
猪瀬直樹 66 無所属 新 4,338,936票 65.27% 公明、維新支持・自民支援
宇都宮健児 66 無所属 新  968,960票14.58% 日本未来の党、共産、社民、緑の党、
        新社会党、東京・生活者ネットワーク支持
松沢成文 54 無所属 新  621,278票 9.35% なし
猪瀬氏の獲得票は空前のものと言えるだろう。強力な対立候補がいなかったことが原因。共産支持の宇都宮氏が100万票。
2011年
石原慎太郎 78 無所属  現 2,615,120票 43.40% 都議会自民、公明 推薦
東国原英夫 53 無所属  新 1,690,669票 28.06% なし
渡邉美樹  51 無所属  新 1,013,132票 16.81% なし
小池晃 50 無所属  新  623,913票 10.35% 共産 推薦
共産で62万票で特別な選挙。
2007年
石原慎太郎 74 無所属  現 2,811,486票 51.06% 自民、公明 実質支援
浅野史郎 59 無所属  新 1,693,323票 30.75% 民主、社民、国民 実質支援
吉田万三 59 無所属  新 629,549票 11.43% 共産 推薦
黒川紀章 73 共生新党 新  159,126票  2.89% なし
民主共産で220万票。
結果として言えることは、左翼政権は100万票~200万票の辺りだろう。鳥越が200万票とれば、残り300万票が小池と増田に分裂すれば勝てるとみている。しかし200万票を取ったのは複数候補だった。単独では無理。100万票~150万票だが、100万票程度ではないか。残り400万票を二分すれば200万票となる。したがって小池と増田の間の勝負になるだろう。その間の予測は今はできない。

追記(2016年7月16日) 東国原氏予測
2011年の都知事選に出馬した経験を持つタレントで元衆議院議員の東国原英夫氏が票読みを披露している。
「東京都には約1000万人の有権者がいます。都知事選の近年の投票率は、平均して58%位。すると候補者は約500万人の票を分け合うことになるわけです。これは小生の総数と同じ。
その大まかな内訳は、自公が200万票、野党が150万票。これが固定票です。そして無党派層の150万票が浮動票。ここが違う。どうしたかは前に書いた通り。
ここで、自公の200万票は小池さんと増田さんとで必ず割れる。例えば7割が増田さんに3割が小池さんに入れたとすると、増田さんは140万票、小池さんは60万票です。これに対して鳥越さんは150万票です。
じゃあ、無党派層の150万票はどう動くのか? ここが一番肝心なところなのですが、無党派層の投票のポイントは知名度です。となると増田さんは弱い。僕は、増田さんに30万票で、残りを小池さんと鳥越さんで分け合うと見ています」
東国原氏の票読みによると、鳥越俊太郎氏が210万票。増田寛也氏が170万票。小池百合子氏が120万票となる。
「僕は野党統一候補になった鳥越さんが都知事に一番近いと思います。今回の参院選で見ても、東京選挙区では、民進党の蓮舫さんが110万票以上取っていて、もうひとりの民進党の小川敏夫さんも50万票取っている。民進党だけでも150万票以上あるんです。これに共産党の山添拓さんの66万票を加えると200万票を超えてきます。さらに無党派層の票も入るわけですから、現時点では鳥越さんが圧倒的に強いといえるでしょう」ならば蓮舫氏がでれば勝てるという論理だが、蓮舫氏は勝てるとみてないから出なかったと思うが、そのソロバン勘定はどうか。
どうも参議院選挙の数値をベースに思考しているが、どうして都知事選のデータを無視するか。
追記(2016年8月2日) 東国原氏の予想は外れた。

追記(2016年8月2日) 都知事選結果
7月31日の夜には当確があったが、8月1日には最終結果が判明。
小池百合子64 新 2,912,628
増田寛也64 新 1,793,453
鳥越俊太郎76 新 1,346,103
上杉隆48 新 179,631
桜井誠44 新 114,171
マック赤坂67 新 51,056
七海ひろこ32 新 28,809
立花孝志48 新 27,241
概ね小生の予想が当たる。

追記(2016年8月3日) ガラス張りの都政
今朝の報道番組で小池都知事の初登庁の様子が映像で流れた。議長・副議長、自民党都議連の対応が注目された。都民、国民は大人げない対応に失望したに相違ない。左様に、今後都政を都民や国民に晒し、大衆を味方につけて推進するだろう。それに鳥越なども外野席から声をだすに決まっている。特に注目されるのは議会にでる前にに都議連で内々で決まるシステムにメスが入れられるであろう。ドンと言われる内田都議の言動に注目が集まる。今後内田もやりにくくなることが起きよう。それはそれで結構。
その波及は次第に都政だけでなく、国政にも波及する。国会中継はTVでも放映されるが、その前の内々の決定システムには今のところ光は当てられない。懸念するのは透明性が重要であある部分と、外交や防衛など不透明でしかるべき部分がある。外交や防衛が筒抜けになり、敵対する国が情報収取し、日本の戦略をしり、またさらに進んで日本の決定に影響を与えるようになると国益が損なわれる。それを懸念する。

追記(2016年8月4日) 安倍首相・小池都知事会談
安倍総理大臣は総理大臣官邸で、2日に就任した東京都の小池知事と会談し、 先の都知事選挙の結果について、「それが民意だ」と述べたうえで、4年後の東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けて、政府と東京都が連携していくことで一致しました。
安倍総理大臣は4日午前、総理大臣官邸で2日に就任した東京都の小池知事とおよそ10分間会談しました。会談の冒頭、安倍総理大臣は「当選おめでとうございます。自民党の東京都連的には、きつい一本を取られたが、東京オリンピック・パラリンピックを成功させるため、政府と東京都が協力しなければならない。それが民意だ」と述べました。これに対し、小池知事は「東京オリンピック・パラリンピックは、国民にとっても都民にとっても成功させるべきものなので、ご協力をお願いしたい」と述べ、政府と東京都が連携していくことで一致しました。会談のあと小池知事は記者団に対し、「東京オリンピック・パラリンピックに向けた連携が確認できた。また、特区の制度を活用して東京を元気にしていくことも確認した」と述べました。
こうなることは以前から双方でアウンの呼吸で合意済みを言える。だから小池は安倍の批判はしなかったし、安倍は増田の応援もしなかった。双方、大人の政治家と言えよう。
EU離脱投票をして世界を震撼させた英国、あえて連合王国と言おう。同国は4つの国で構成され、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドが該当する。

a)ポンド離脱
1944年7月、アメリカのブレトン・ウッズに集合、戦後の世界経済の運営についての国際通貨金融会議を開催。制定されたのが、ブレトン・ウッズ協定。これにより国際通貨基金IMFが誕生。IMFは、1945年に国連の発足により専門機関に組み入れられ、1947年に業務を開始。その後、英国は、1949年に大幅な平価切下げを行い、その後は順調に復興と成長の軌道を歩んだ。しかし60年代に入ると、ポンドは毎年のように不安が起こり、そのつどIMFや先進各国から資金援助を受けた。67年11月に2度目の平価切下げが行われ、その後もポンドは低落。ポンド不安の原因は、戦時中から持ち越されたポンド債務があることや、イギリス経済の構造的弱体化により、国際収支も悪化の一途をたどったためである。戦後、ブレトンウッズ体制を主導したのは英国人ケインズであったのに。日本はこの間、360円の対ドルレートを維持するために全てを優先して涙ぐましい努力をしていた。

b)AIIB参加
AIIB設立では、先進国では最初に参加を表明し、雪崩をうったように先進国が参加した、盟友国米国の了解を取らなかったようだ。オバマもだらしないと言える。全くに寝水に水の決定だった。英国財務相が主導したようだ。英国は「理より利」に走っと見えた。

d)EU離脱
今回、EU離脱という勝手な決定。英国は4国の連合であるが、ウェールズ(英国皇太子は、Price of Walesと言う称号)とコットランドがEU離脱に反対で独立(前回僅差で独立できなかった)を模索している。また北アイルランドは元々独立を企画している。残るのはイングランドだけ。イングランドだけなら英国自体は崩壊、ならば安全保障常任理事国を返上してもらいたい、同時に常任理事国をみなおしてほしい。
首相キャメロンは辞任を公表し、離脱手続きは次期政権でしてもらいたいとしており、EUのドイツやフランスは早く離脱届をだせと言っている。また本国英国では離脱投票は無効と再度の投票を行えと訴えていて、自らおこなった決定に混乱している。離脱を主導した前ロンドン市長や離脱を企画した政党党首も辞任して、その後の離脱の後始末を拒否、無責任すぎる。

考えてみれば、日英同盟破棄がどの程度世界を迷走に導いたか、自覚されていない。英国は今後雲消霧散の宿命にある。英国支配の150年というものの内実を検証してみる必要がありそうだ。今後、民主主義国連合NATOの結束が弱まるのを恐れる、逆に言えば非民主主義国露中の台頭を恐れる。
都市部の住環境の変化は著しい。特に今まで陽当たりのよかったものが、南面を塞がれ、陽光が入らず、また遠方も見渡せなくなる。これが健康被害やストレスとなり、時間を掛けて病気を引き出し、ひいては死に繋がることが多々ある。しかしそれを人はこうした因果関係を推測できず、人の病気や死を避けられないモノのように考えがちである。
ここ10年位に近隣で起きていることを概観するに、因果関係を推測せざるを得ない。

a)Gさん
陽光が著しかったGさんの家、全面に大きな家ができて南面を塞がれ、時間をおかず直ぐに死亡。以前から病を抱えており、それが死因とされている。住環境の悪化を理由に、その妻は家を捨てて出た。

b)P1さん
こちらも南面を建て替えで塞がれて、自分の家も暫くして建て替え、その後死亡。長いこと病に苦しんだと言われている。因果関係など誰も予想していない。公務員かで定年後も無趣味な生活をしていたとされる。

c)Oさん
南面をP1さんの家で塞がれ、老齢もあって夫妻が相次いで死亡、いずれも心臓関係。その後、孫が新しい家を建てて快適に住んでいる。お孫さん、陽光など全く期待せず、内部空間を愉しみ、外部世界とは遮断。もちろん祖父母がそれで死亡など微塵も考えない。

d)Lさん
いま心配されているのがLさん。前に家が建つ予定で、超高齢のこともあり、精神管理も自身でできないので、感情も高ぶりやすい性格もあり危ない。周囲も心配しているが、どうなるのか。超高齢で高度成長期に張り合いながら生きた周囲の友人もいなくなり、会い通じる仲間を失い、孤独そうである。

e)P2 さん
P1さんの前にあるのが、P2さんの家。新築してP1さんの死因をなしたなど、想像だにしない。ところがP2さんの家の前に、今は駐車場であるが新たに家が建つ予定になっている。今は元気なP2さん、家が建ったらどうなる。酒の好きなP2さん、酒量が増えて、それが原因して病気を引き出す?

因果関係の憶測、健康管理にまで波及する。よくよく注意して自身の置かれている環境の変化に注意し、健康管理をしてゆかねばならぬ。見えぬ形のストレスで、それを酒で誤魔化したりせず、何か別のストレス解消に努める必要がありそう。