随想:海のつぶやき2009

〜期待と不安の交錯した世相を語る〜

元厚生事務次官邸襲撃事件

  もう既に前のことになるが、2人の厚生事務次官経験者の自宅が襲撃されて3人の死傷者がでた、年金改革に恨みをもつ者の犯行か、と当初憶測されたが、幼児期に飼い犬を処分されたことへの報復という、本当か。

  85年の年金大改革の年金局長と年金課長であった官僚を襲った。当時、国民年金は農業や商工業者が入る年金で赤字が続いていた。ところが厚生年金は大企業を中心とする雇用者が中心で黒字が続いていた、こちらは給料天引で誤魔化しがきかない。それを合併すれば赤字問題が解決されるとの意図で一体化?

  国民年金加入者は得をし、厚生年金加入者は損をしている勘定になる。そこのところの合併に反対の者の仕業なのか?と疑われた。この改革、官僚が属する国家公務員共済組合は改革の蚊帳の外。

  年金の大きな改革であるから年金課長が単独ですることはできず、諮問委員会が当然あったのだろうが。年金のプロを含めておこなった改革であるだろう。しかし諮問委員会といえども大方御用学者の集まりだから改革断行が既定路線であったことは事実だろう。

  極く一般に(年金改革を離れて)、もしも改革に反対の者が、反対の意思表示としてこのような犯行をすることが一般的になると、官僚は改革を実行しなくなる可能性がある。生命に危険があるのなら何もしない方が得策。その結果、時代に合わなくなった過去の制度をひきずる閉鎖社会になる。

  どうも小泉容疑者、本当の意図を頑強に隠している?あの顔も隠さぬ態度、30数年前の飼い犬程度の動機でしたのだろうか。本当なら三つ児の魂百までといことになるが。

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